或る日の電話 09.03.02

ダーン　ダーダーダ　ダーダーダー♪



ピッ





「はい、もしもし」




『春美、父さんだよ』






『春美、卒業おめでとう。卒業式に行ってやりたかったけど…すまない』

「いいえ。こうしてお祝いの電話をくれただけでもすごく嬉しいですわ」

『そう言って貰えると嬉しいよ。最後の制服姿を見られなかったのは残念だけどね』

「いやですわお父様。銀誓館の高校女子制服にはスリットが入っているのですよ？恥ずかしくて見せられませんわ」

『ははは、そうだったね。危うく変態親父呼ばわりされるところだったな。
　…それで、受験の方はどうだい？手応えはあったかい？』

「自分の能力に見合った大学を選んだつもりですが…、うまく行ったかどうか。全力は尽くしましたが」

『君が全力を尽くしたなら大丈夫だよ。きっと合格するよ』

「だと嬉しいのですけれど。
　…それよりお父様。わたくし学園の友達と卒業旅行へ行くんですの！」

『へぇ、それはよかった。どこへ行くんだい？』

「熱海のリゾートホテルに、ヴェネツィアにエジプト！すごいでしょう？」

『熱海まではいいとしても外国か…。本当太っ腹な学校だね。それも学園の主催だろう？』

「えぇ。イベント事の好きな学園でよかったですわ」

『よかったじゃないか。存分に楽しんでおいで』

「えぇ！

　……それから、その、お父様…」

『ん？どうしたんだい』



「卒業した後のことなのですが…」

『……』






「わたくし…、もう少しだけ、せめて大学を卒業するまで…ここにいてもいいですか？」





『……』

「…お父様？」

『…いや、すまない。
　…嬉しかったんだ。君が望む道を望んでくれたことが

　…いいよ。母さんには父さんから話しておく』

「…すみません」

『春美』

「…なんでしょう？」

『なんで謝るんだい？こういう時はすみませんじゃないだろう』

「……」



「…ありがとう」

団長辞めます。

うん…。ちょっと、いろいろあってな…。
……ややこしい事情は追記に書いておく。

……ごめん。

『知代子の誕生日 ～2月14日は煮干しの日～』仮プレ

知代子の誕生日を祝いに行くぜ！
チョコじゃないのは残念だが、今こそ一人暮らしの成果を見せるとき！
あ、何か気になる点があったら結社の相談スレで頼むぜ。






【チョコ愛好会】で参加。

うっす知代子！祝いに来たぜー…って、本当すげぇ量の煮干だな…。
ま、まぁ、オレたちに任せろって！

愛好会の面子で一食分作る感じで。
オレは煮干の炊き込みご飯。
炊飯器に研いだ米と通常の量の水に、頭を取った煮干をぶっこんであとは醤油を適当な量垂らして炊くだけ。
簡単だけど、結構美味いんだぜっ！

そんじゃ、改めて…誕生日おめでと、知代子！
もちろん、風屋先輩とマチルダも！
これは煮干料理とは別でオレからのプレゼントだ。…チョコで悪いけどな。（苦笑してチョコケーキの箱を開けて）
他のみんなの分もあるから、欲しい奴は来てくれよ！甘い匂いが苦手な奴は…ゴメン。（他の参加者へ）

心理テストバトン

を、斑尾からもらった。
…い、いや、春とかそんなんじゃねーよ！
別にそんな、その…。（かぁぁぁぁっ）


…ば、バトン行くぞっ！！（汗）

チョコレートキッス

（がちゃ）

「……あら、明良さん。どうかされまして？」

「…春美先輩、これなんすけど…」

「あぁ、この間さしあげたチョコレート味のリップクリームですわね」