ツンデレについての考案。

春美：「…ねぇ、明良さん？」

明良：「…？なんすか春美先輩。」

春美：「明良さん最近隙がありすぎませんこと？」

明良：「……何の話すか。」

春美：「初期レベルのわたくしがイグニッションなしでもそれなりに腕のたつ貴方に武術の指南をすると思って？
　　　　　好きな人の前で守りが弱くなるのは仕方ないかもしれませんが、隙を見せすぎるというのも考えものですわよ？」

明良：「……やっぱり、先輩と言ったらそういう話題だよな。」

春美：「真面目にお聞きなさい。
　　　　　いいですか？ツンデレと言うのも確かに魅力の一つでしょう。」

明良：「つ、ツンデレて…。第一、魅力でもなんでも…」

春美：「話は最後まで聞きなさい。
　　　　　ツンデレと言っても無駄にデレが強ければその価値は格段に下がりますわ。
　　　　　然る方がおっしゃってました。宝物は砂場に隠すから探す価値があるのだと。砂金の中に宝を隠しては探す理由がないでしょう？」

明良：「いや、訳わからねぇし。」

春美：「殿方も同じですわ。」

明良：「…は？」

春美：「容易く隙を見せるような女性よりも、滅多なことでは隙を見せない女性の方が魅力的であるということです。
　　　　　まったくの隙がない、と見せかけて極稀に見せる隙が魅力を引き立てる。そういうことですわ」

明良：「……いや、やっぱりよくわかんねーんだが。」

春美：「つまり最近の明良さんは」



春美：「デレすぎですわ。」

……と、言うわけで明良のツン率を上げたいなというお話。
キャラがロールしているうちに変わっていくのはよくある話ですし、そのことが悪いとは思いません。
ですが、キャラの大事な芯を見失うのはいかんな、と思ったのです。
負けず嫌いな明良なのに容易く折れてしまうのはこれ如何に、とここ最近思うようになったのです。
それに、簡単にデレるツンデレは見苦しく媚びるエロゲも同然だと母さんは思うのです。エロゲやったことないけど。
…と、まぁそんなわけでツン率を上げようと思ったのです。
……問題は、目の前の餌に容易く食いつく自分の悪い癖をどうにかしないとなんですけどねぇ！（駄目人間）

ちなみに春美の砂場の宝物の話はとあるサイトで載せられていたものをそのまま引用させていただいてます。
銀雨まったく関係ない版権二次創作サイトさんなのでここに気づくことはそうはないとは思いますが無断にですがお借りさせてもらいました。（コラ）
とりあえず、私の考えた考案ではないということだけは言っておきますよー！