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居城の一室

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paranoia paper (※閲覧は自己責任で)

がちゃ。


「せんぱーい。借りてた漫画返しにきましたー…
 って、春美先輩寝てる…。

 あ、これ原稿?夏コミのかな…?(ぺらぺら)」





 ぎし…

 細身だが大柄な青年と小柄な少女を受け止め、中古のベッドが小さく悲鳴を上げる。
 青年が少女をベッドへと押し倒したからだ。

「な…、なにしやが…!」

 咄嗟に文句を言おうとした少女だったが、はっと息を呑んだ。
 銀灰色の瞳が少女の黒い瞳をじっと見つめていた。その視線に射抜かれて彼女は頬を赤らめ、何も言えなくなった。

「……静月」

 青年は少女の首筋に顔をうずめ、彼女に囁いた。耳元のすぐそばで囁かれ、ぴくりと震えた彼女の体から力が抜けていく。

「静月のすべて…独り占めしたい…」
「や、ちょ、ま、待て…っ」

 耳朶を甘く噛まれ、少女はかすれた声で訴える。
 いつもなら咄嗟に拳の一つでもお見舞いするはずなのだが、胸が高鳴って力が入らない。
 わかっている。 彼は知っていたからだ。自分はそこが弱いと。
 普段は少しでも嫌がれば逃げれるように力を緩めている彼だが、少女を全身を使って拘束する青年は本気のようだ。

「好きだ…俺のものになって…」
「だ、だめ…」

 いいや、弱いところを突かれたから抵抗できないんじゃない。少女は理解した。
 彼の本気を察し、それに身をゆだねたいと思う気持ちがあったからだ。抵抗できないのではなく、抵抗する気がないのだ。

(ダメだ、オレまだ高校生だし…っ)

 首筋を強く吸い付けられ、願うまま、求められるままにされたい自分に、わずかな理性で抵抗する。
 だが、青年の手が少女の太ももをさすり、彼女の唇から「ひや」、と小さく悲鳴ともとれる声が漏れた。

「……静月は俺とこういうこと、したくない?」
「ば…っ!ま、まだ、そんなこと早…っ!」
「まだ『子供』だから?…『半人前』だから?」

 「はい」でも「いいえ」でもない、いつもの『言い訳』が少女の口をついた。
 が、いつもはそれで誤魔化されていた青年はその言葉を遮った。

「前にも言ったろ。静月は『一人前』だと俺は認めてるって。
 ……それとも、俺のものになるのは嫌?」
「……っ!」

 青年から再度の問いかけに、それを否定できない少女は頬を赤らめ困惑の表情を浮かべた。
 彼女に自覚はないが、その表情は普段ボーイッシュな彼女が普通の少女のように見えて。それを見つめる青年の欲望は、また一層と強くなる。
 青年の顔が少女の顔に近づき、唇と唇が重なる。

「……っ!」

 唇の隙間から入り込んでくる舌。それに気付き少女は戸惑いの表情を浮かべる。
 少女の口内へ潜入した舌は歯茎を撫で、少女の舌と絡めてくる。

「――はっ!」

 長く深い口付けから解放され、少女は大きく息を吸い込んだ。充分な酸素を吸い込み、ゆっくりと目を開くと、そこにはいつもと変わらない仏頂面の青年の顔があった。
 だが、自分へと向けられる視線が熱っぽいと思うのはおそらく気のせいではないのだと少女は思った。

「せん、ぱ…」
「……」

 青年の白く長い手が、少女の胸元へと伸ばされる。正しくは、彼女のシャツのボタンへ。

「――っ!」

 ボタンをひとつひとつ外されていき、少女は顔を余すところなく真っ赤に染める。
 だが、少女は抵抗することはなかった。青年が本気で自分を求めてきたら受け入れる覚悟――いや、欲望が彼女にはあったからだ。
 シャツのボタンを全て外されて前開きにされ、少女の上半身を隠すものはそのふくよかな胸を無理やり押し隠すサラシのみとなった。

「静月…」

 青年の手が、サラシの結び目へと伸びる。こくん、と少女は息を呑む。

「…かわいいよ、静月…」
「せんぱい…」

 いつもだったら言うたびに怒る言葉に、しかし
















「……」

「…む、居眠りしてしまいました…。

 …あら、明良さん。こんな時間に何の御用で?…あ、それわたくしの原稿…」

「ふんっ!!」


 ビリビリビリビリ


「あぁっ!何をなさいますの!それはまだストーリーが固まっていないからゴーストライティングもできませんのに!!」

「るっせぇ馬鹿!人をモデルにしてなんてもん描いてるんだテメェ!!」

「いいではありませんか。妄想は個人の自由ですわ」

「よくねーよ馬鹿!!
 いいか!?次にこんなもん描いたらタダじゃすまさねーかんな!覚えとけよ!!」



 バタンっ!


「……」

「…明良さん、いつもより激昂してたようですけれど…」






(背後より補足。小説風味に書いてますが漫画の原稿ってことで一つ。あとさやとんPLさんからは了解が取れてます(何))

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あはは
やっちゃったんだね!
やっちゃったんだね!(爆)
ダメじゃないかー、この漫画はフィクションですって書かないと!(ぇ)
まだこんなところまで行ってませんよ!(何)

ともあれ春美ちゃん。続きを楽しみにしてます(何)
2009/07/09(Thu)20:12:27 編集
うふふ
やっちゃった!メンテの時間に背中を押されながらやっちゃったよ!
いっけなーい、肝心なこと書き忘れてた☆(何)
まぁ妄想ってのはフィクションってことで自己完結!(ダメ)

続きは……載せられません!!(コラ)
【2009/07/10 00:12】

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極稀に変わる偽ステシ

岡・耶麻(さて私は何処でしょう)
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『結社枠が足りない。』
明ちゃんレイナ様春美さん他若干名の背後にある残留思念。詠唱銀の振り掛け禁止。チョコと猫と幼女とノマカプと我が子をこよなく愛する。銀雨用メッセあったりします。お手紙でどうぞ。

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